2019/10/31
スペインはさまざまなワインの種類が存在しているが、実はまだまだ日本では知られていない注目度の高いワインがある。
それが、チャコリというワインだ。カバやシェリーといったワインだけではない、スペインワインの魅力をここでお伝えしていこう。
スペインならではのお酒チャコリとは?
チャコリは、バスク地方で造られている微発泡生のワインのことだ。日本ではあまり見かけないが、近年運送技術の発達から多く国内でも楽しむことができるようになってきている。
アルザスボトルのようなスタイリッシュなボトルに入れられており、日常的に飲まれているバスク地方の地酒のようなアイテムである。
起源は明らかになっていないが、家庭用で十分であるという意味のことばに由来していると言われている。
今までは、地元消費ワインであり、さほど話題にならなかったことから消滅の危機に瀕していたが、スペイン・バスクのチャコリの3種類がDOに認定されてから話題となり、バスク地方の食文化の注目とともに有名になっていった。
引用:http://www.carredem.com/764/
チャコリはボトル詰めから一年以内に飲まれる
チャコリは、基本的にアルコール度数が低く、酸が強めのワインで微発泡性のワイン。そのため、熟成タイプのワインではなく、早く飲むために造られている。
基本的には、1年以内に瓶詰めされてから飲まれるものであり、軽やかでフレッシュさが命とされている。
そもそも、熟成させるために造られておらず、また長期熟成ができないタイプのワインなので、結果的に1年以内には飲まれてしまうことになる。そのためか、食事に合わせやすく、飲み心地も良いのでワインが苦手な人でも飲みやすく楽しめるだろう。
わずかな炭酸ガスと少々とがった酸味がチャコリの特徴
酸味がほどよくあり、微発泡性のワインであることから、飲み心地が軽く楽しみながら飲むことができるとワインとして知られている。
ちなみに、白ワインしか無いと思われがちだが、赤ワインやロゼも若干数生成されている。このワインは、高いところからシェリーのように背の高いグラスに高所から注がれることが多く、タパスなどの前菜と一緒にオツな時間を楽しめる。
アルコール度数が9.5度から11.5度といった低めのアルコール度数であるため、比較的軽快な味わいだ。
ちなみに、18世紀のメンディビレ宮殿は、今ではチャコリ博物館としても知られており、観光地としても人気が高い。