2019/10/31
フランスの場合、ボルドーやブルゴーニュ、シャンパーニュを押さえておけばひとまずは問題無くワイン選びが楽しめる。
一方でスペインはどうだろう。スペインワインは私たちが良く飲むワインでありながら、意識して選んでいない方も少なくない。
ここでは、スペインワインを産地によって巡る度を敢行し、楽しみながらスペインのワインを覚えていってもらおうと思う。
まず、リオハ州を紹介していく。ぜひ、チェックしてみてほしい。
引用:Wikipediaより
リオハ州はスペインに2地域しか存在しない特選原産地呼称(DOCa)に認定された地域の一つ
リオハは、ワイン造りの歴史が無い有名な生産地。1870代に横行していたフィロキセラでフランスのブドウ畑が壊滅的なダメージを受けているが、その時にボルドーから多くの技術者がこのリオハに流れ込んで来た。
もともとブドウ栽培に適している土地であり、さらに新しいフランスの技術で発展を遂げて産地の評価はうなぎ上りする。
結果、1991年にスペインで最初のスペインで初めて特選原産地呼称(DOCa)に認定され、今もプリオラートとリオハの二つの州だけといった、重要産地として名を馳せ続けているのだ。
リオハ州の特徴
リオハ州の特徴は、まずテンプラニーリョを主体とした赤ワインが多いことだろう。
産地の8割近くが赤ワインであり、伝統的に長期熟成タイプのワインが造られる。
第二のボルドーなどと言われるように、その品質の高さは誰からも認められているところなのだ。
リオハのおすすめワイン【3選】
ここからは、そんなリオハ州で注目されている、3つのワインを紹介したい。まず、これを押さえておけば間違いない、というワインなのでぜひチェックしてみてほしい。
マカン・クラシコ
リオハならではの味わいを楽しめる、品質の高い1本が、マカン・クラシコ。オーク樽で15ヶ月以上熟成させられている高級ワインであり、テンプラニーリョを100%使用している素晴らしいワインだ。
何と生産者は、「ベンジャミンロートシルト&ボデガスベガシシリア」であり、世界でも有数の名門ワイナリーがこのワインを造った。
お馴染みロートシルトのベンチャービジネスの一貫とはいえ、その品質の高さは明らかにグンを抜いているところがさすがと言わざるを得ない。初ヴィンテージ2009年は、即時完売となり今でも伝説となっている。
引用:https://www.enoteca.co.jp/item/detail/FA7050020
カスティーリョ・イガイ グラン・レゼルヴァ・エスペシャル
ポップでファンキーなエチケットデザインが目を引く、カスティーリョ・イガイ グラン・レゼルヴァ・エスペシャル。
まさに、リオハらしいスタイルのワインとして知られており、グランレゼルバといった長期熟成タイプを経た高級ワインとして注目されてる。
平均樹齢が80年を超える特別な古樹から生み出されている力強い味わいのブドウを使用しており、まさにルビー色の宝石と言える味わいだ。一度は飲んでみたい、極上のスペインワインだろう。
アルトス・イベリコス・クリアンサ
モダンなラベルデザインが魅力のアルトス・イベリコス・クリアンサ。前述してきた2本はリオハにしては珍しい超高級ワインであり、特別な日の1本という感じだったが、こちらはリオハらしい味わいである日常的に楽しめる1本となっている。
凝縮感がしっかりとありながら、スパイシーさも楽しめるワインとして大人気だ。
あのトーレス社のフラッグシップと言える、手軽に楽しめる日常ワインなのでぜひ着目し続けてほしい。
引用:https://www.enoteca.co.jp/item/detail/080050311